
さて,青森観光も終わりとして,今日からはひたすら南下の旅の始まりです。ちなみに帰りは陸路でところどころ観光しながら名古屋まで帰ることになっております。
とりあえずR45で久慈まで一気に南下。おすすめルートになってるので県道268に入ってみました。海岸線沿いを岩に挟まれて走る狭い道です。生活道路らしく結構車通りがあります。

ざくっと久慈は終了にして,まだまだ南下の旅は続きます。この先は黒崎,北山崎,鵜ノ巣断崖と陸中海岸のハイライトが集中しているところます。
ところが黒崎に寄ったところ,ツーリングマップルで
北緯40度線上の岬
高さ140mの断崖上
とのコメントだったので断崖絶壁を味わえるかと思いきや,木が生い茂っていて全然そんなことはありませんでした。ちなみによくわからない地球儀のオブジェが置いてあったりします。
ところで北緯40度というと何か思い出しますが,実は,初日の朝訪れた男鹿半島の入道崎が北緯40度。東北の反対側にやってきたわけです。ちょっと感慨深い。
駐車場に戻ったら,場所いっぱいにクレーンで漁網を巻き取る?作業が始まるところで危うく出発できなくなるところでした。さっさと出発,北山崎に向かいます。

北山崎は,
最高180mの断崖が重なり合って連なり断崖の裾を太平洋の荒波が洗う
とのことで,別名「海のアルプス」とも呼ばれているそうです。

なるほど。逆光のせいでうまく写真とれませんでしたが,このように断崖絶壁が並んでいるところを高台から見ることができます。
そういえば,どのガイドブック見ても同じような写真だなぁと不思議に思っていたのですが,展望台がここしかないのです。納得。
ちなみに海岸まで700段の階段がつけられているそうで,波打ち際から断崖を仰ぎ見ることもできるとのことですが,とてもじゃないけどそんな体力は残っていないので却下。続いて鵜ノ巣断崖に向かいます。

ちょうどさっき北山崎で眺めた風景を南から振り返ってみる寸法になります。ようやくきれいな海の写真を取ることができました。しかしなぜ三陸屈指の観光スポットにこんなに人がいないのでしょう。何かおかしい。
ちょっと疲れてきましたが,引き続きR45で南下。次は浄土ヶ浜を目指します。
浄土ヶ浜は,白い砂浜と岩肌と松とが美しい三陸きっての名勝とのこと。300年くらい前にどこかの和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことからこの名が付いたのだとか。なんかそういうのが多い気がしますが。

展望台から見たところ。

すっきりと晴れていたらむちゃくちゃきれいなのかもしれませんが,生憎の薄曇りのせいでいまいちな気がします。それでもこの一角だけ岩と石とがすべて灰白色の別世界となっており,その巨大な岩に松が生えているのは確かに非常に美しい風景です。
ちなみにアヒルボート(足こぎ)があり,地元の大学生と思わしきグループがはしゃいでいました。
何か間違っていると思います。あと,近くには潮吹穴という,波が激しい日は最高30mも潮が吹き上がるという岩があるらしいのですが,これは省略。とりあえずちょうどお昼になったので,道の駅で昼食にしました。
さて,実はこのすぐ南に本州最東端の岬があります。その名は「トドヶ崎」。ツーリングマップルによれば,
本州最東端の岬
高さ34mの東北一のノッポ灯台
姉吉の漁港から4km歩くがそれだけの価値あり
とのこと。4km…。まぁこの岬のある重茂半島も「日本の秘境」とか「まるで別世界」とか面白そうなコメントがされているので,とにかく行ってみることにします。

というわけで県道41号に突入。海のすぐそばだというのに,この山深さはありえません。

ここは月山登山道のバス停らしいです。
バス自体がバス停と化しています。こんなバス停見たことありません。
今日いまだかつてないアップダウンとワインディングの連続。ひたすら海岸線を走ってきたせいか,あまりの山道っぷりにかなり疲労し,どうでもよくなってきたころに漁港への道と思われる分岐を発見。
しかし「遠い…」という気持ちが先に立ってしまい,このまま通り過ぎようと思ったそのとき,「灯台行くの?」との声がしました。なにやら軽自動車に乗ったおばちゃんが「いいとこよー。見ていかんともったいないよ」と言うのです。こんなところで人に会ったのも何かの縁かなぁと,とりあえずもう少し進んでみることに。
いや,しかしこれは…。奥に見えている細い道を4km歩けば灯台にたどり着けるということなのでしょうが,いくらなんでもこれはないです。引き返すことにしました。またいつか行くことにします。

ちなみにこんなとこです。秘境すぎます。さっきのおばちゃんはどうやら民宿の人だったっぽいです。
なんとか気合いで重茂半島を乗り切り,再びR45に戻り,釜石まで南下した後,進路を西へ。目指す先は花巻です。

なぜかヨーロッパ調。
花巻といえば宮沢賢治。賢治ゆかりの記念館やらイーハトーブ館やら賢治の家やら色々のスポットがあるのですが,例によって夕方になってしまったためことごとく閉館。今回はこんな展開ばかりです。

悔しいので「注文の多い料理店」前で記念撮影。
さて,花巻にいてもすることがないので,久しぶりに温泉へ行くことにしました。「
鉛温泉」,600年続く古い一軒宿の温泉です。
ここには「白猿の湯」という面白い風呂があります。なんと深さが125cmあり,立ったまま入るのです。熱いプールという感じでしょうか。立ったまま熱い湯の中でふわふわと漂うと,まさに新感覚。これは面白い。
ちなみにこの立ち風呂だけは混浴です。ただしレディースタイムがあります。
たっぷり温まった後,もう一度花巻に戻り,宮沢賢治の真似して天ぷらそばを食べました。
今夜は北上泊。明日は山形を目指します。